APA形式における学位論文と技術報告書の引用
学位論文の引用の重要性
学位論文は、学術研究の一部であり、特に他の研究者がアクセス困難な場合がある重要な情報源です。APA形式では、学位論文の種類(修士論文または博士論文)を明確に記載することが求められます。
修士論文の引用形式
修士論文を引用する場合、著者名、提出年、論文タイトル、修士論文であることの明記、大学名を記載します。
形式:著者(年)。論文タイトル。修士論文、大学名。
実例:鈴木太郎(2020)。日本における学術出版の課題。修士論文、東京大学。
博士論文の引用形式
博士論文を引用する場合は、修士論文と同様の形式ですが、博士論文であることを明記します。
形式:著者(年)。論文タイトル。博士論文、大学名。
実例:田中花子(2019)。アジア地域の学術研究ネットワーク。博士論文、京都大学。
データベースから取得した学位論文
ProQuest Dissertations and Thesesなどのデータベースから論文を取得した場合、データベース名とアクセスURL またはDOIを記載します。
形式:著者(年)。論文タイトル。博士論文、大学名。取得地:https://doi.org/xxxxx
技術報告書の基本形式
技術報告書は、政府機関や研究機関、企業が発表する専門的な報告書です。著者または編集者、発行年、報告書タイトル、発行組織、報告書番号を記載します。
形式:著者(年)。報告書タイトル。組織名、報告書番号。
実例:科学技術振興機構(2022)。日本の科学技術研究戦略。科学技術振興機構、JST-TR-2022-01。
政府機関による報告書
政府機関が発表した報告書を引用する場合、省庁名または組織名を著者として記載し、報告書の年号と番号を含めます。
形式:省庁名(年)。報告書タイトル。報告書番号。
研究機関による技術報告書
大学や研究機関が発表した技術報告書の引用には、機関名、発表年、報告書タイトル、シリーズ番号を記載します。
形式:研究機関(年)。報告書タイトル。技術報告書シリーズ、番号。
学位論文がオンラインで入手可能な場合
学位論文がオンラインで公開されている場合、URLまたはDOIを記載することで、読者がアクセスできるようにします。
形式:著者(年)。論文タイトル。博士論文、大学名。取得地:URL
学位論文の公開状況の確認
学位論文を引用する際には、その公開状況を確認することが重要です。大学の図書館に登録されているか、オンラインで公開されているか、またはProQuestなどのデータベースに含まれているかを確認します。
国際的な学位論文の引用
海外大学から授与された学位論文を引用する場合、大学名と国を記載することが推奨されます。特に日本国内ではあまり知られていない大学の論文の場合は、所在地情報を追加することで、読者の理解を助けます。
実践的なポイント
学位論文を引用する際には、必ず学位授与大学の正式名称を確認してください。また、論文がいつ利用可能になったかを把握することで、より正確な引用ができます。
よくある質問
公開されていない修士論文をAPA形式で引用する場合の記載方法は?
公開されていない学位論文の場合は、著者(年)。論文タイトル。修士論文、大学名。という形式で記載します。ProQuest Dissertations and Thesesなどのデータベースに登録されている場合はURLを記載します。
大学の図書館で入手可能な学位論文の引用形式は?
著者(年)。論文タイトル。博士論文、大学名。取得地:URLまたはDOIという形式です。DOIが利用可能な場合は、DOIを記載することが推奨されています。
技術報告書を引用する場合、APA形式では何を記載する必要がありますか?
技術報告書の場合は、著者(年)。報告書タイトル。組織名、報告書番号。という形式です。出版社がない場合は、責任を持つ組織名を記載します。