APA形式における書籍の引用方法

By GenText Editorial Team 2025年10月24日 更新日時 2026年3月18日 citation-guide
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書籍引用の基本形式

APA形式での書籍引用は、学術論文や研究報告書において最も基本的な引用方法です。正確な書籍情報を記載することで、読者が容易に原著にアクセスできるようにします。

単一著者による書籍

単一著者による書籍を引用する場合、著者の姓名、出版年、書名、出版社を記載します。書名はイタリック体で表記され、最初の語と固有名詞のみ大文字にします。

形式:著者名(出版年)。書名。出版社。

実例:Tanaka, T. (2022). 学術研究の方法論。東京大学出版会。

複数著者による書籍

複数の著者がいる場合、すべての著者名をアルファベット順に記載することが原則です。3人以上の著者がいる場合でも、参考文献リストにはすべての著者を列記します。本文中では3番目の著者以降は省略できます。

形式:著者1、著者2、著者3(出版年)。書名。出版社。

編著本と編集者による本

編集者が編集した書籍を引用する場合、編集者名の後に(Ed.)または(Eds.)を記載します。複数の編集者がいる場合は、Eds.を使用します。

形式:編集者名(Ed./Eds.)(出版年)。書名。出版社。

編著本の特定の章を引用する場合、章の著者、章のタイトル、書名、編集者名、ページ範囲を記載します。

翻訳書の引用

翻訳書を引用する場合、原著者、原出版年、書名、翻訳者、翻訳出版年を記載します。翻訳出版年が重要であるため、スラッシュで区切って両方の年号を記載することが推奨されています。

形式:原著者(原出版年/翻訳出版年)。書名。翻訳者(訳)。出版社。

複数版からの引用

書籍が複数の版に分かれている場合、引用時には使用した版を明記することが重要です。第2版以降の場合は、出版社の前に版数を括弧内に記載します。

形式:著者名(出版年)。書名(第2版)。出版社。

出版社の所在地表記

APA形式では、出版社の所在地も記載することが推奨されています。複数の所在地がある場合は、最初の所在地を記載します。日本国内の出版社の場合は、都市名のみで十分です。

ISBNとDOIの記載

ISBNやDOIが利用可能な場合、参考文献リストの末尾に記載することが推奨されています。特にオンラインリソースの場合、DOIの記載は重要です。

形式:著者名(出版年)。書名。出版社。https://doi.org/xxxxx

実践的なチェックリスト

書籍を引用する際には、以下の情報が完全に記載されていることを確認してください。著者名(すべてのリスト)、出版年、正確な書名、出版社。これらが正確に記載されていれば、読者は確実に原著にアクセスできます。

よくある質問

翻訳書をAPA形式で引用する場合の記載方法は?

原著者名(原出版年/翻訳出版年)。書名。翻訳者名(訳)。出版社。という形式になります。例えば、Smith(2010/2020)。学術研究。山田太郎(訳)。学術出版社。となります。

編著本の一部の章を引用する場合の形式は?

著者名(出版年)。章のタイトル。編集者名(編)、書名(pp. ページ範囲)。出版社。という形式です。複数の編集者がいる場合は著者1と著者2(編)と記載します。

版が複数ある書籍を引用する場合、どの版を明記する必要がありますか?

使用した版を明記することが重要です。2版以降の場合は、版数を出版社の前に記載します。例:出版社(第3版)。初版を使用する場合は版の記載は不要です。

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