Harvard形式における書籍と編著本の引用
書籍の基本引用形式
Harvard形式での書籍引用は、参考文献リストにおいて体系的に記載されます。著者名、出版年、書名、出版社がすべて記載されることで、読者は容易に出典にアクセスできます。
単一著者による書籍
単一著者の書籍を参考文献リストで引用する場合、著者名(姓、名)、出版年、書名(イタリック体)、出版社を記載します。
形式:著者の姓、著者の名。(年)。書名。出版社。
実例:Tanaka, T. (2022)。学術研究の方法論。東京大学出版会。
複数著者による書籍
複数著者による書籍の場合、著者全員を記載することが原則です。
形式:著者1の姓、著者1の名、著者2の姓、著者2の名、and 著者3の姓、著者3の名。(年)。書名。出版社。
編著本の引用
編集者が編集した書籍を参考文献リストで引用する場合、編集者名の後に(編)またはeditors(eds.)を記載します。
形式:編集者の姓、編集者の名。(eds.)。(年)。書名。出版社。
編著本内の特定の章
編著本から特定の章を引用する場合、章の著者、章のタイトル、編集者、書名、出版社、ページ範囲を記載します。
形式:著者の姓、著者の名。(年)。章タイトル。編集者名(編)、書名(pp.ページ範囲)。出版社。
実例:Yamada, Y. (2021)。日本における学術出版。Tanaka, T(編)、学術出版の現状(pp.45-67)。東京大学出版会。
翻訳書の引用
翻訳書を参考文献リストで引用する場合、原著者、出版年、書名、翻訳者、出版社を記載します。
形式:著者の姓、著者の名。(年)。書名。翻訳者名(訳)。出版社。
実例:Smith, J. (2015)。西洋哲学概論。山田太郎(訳)。学術出版社。
複数版からの引用
複数の版がある書籍の場合、使用した版を明記します。
形式:著者の姓、著者の名。(年)。書名(第2版)。出版社。
複数巻の著作
複数巻の著作を引用する場合、引用する巻号を記載します。
形式:著者の姓、著者の名。(年)。書名(第1巻)。出版社。
古典的著作の引用
古典や長年出版されている著作の場合、元の出版年と使用版の出版社・年の両方を記載することが推奨されています。
形式:著者の姓、著者の名。(原出版年/現在の出版年)。書名。出版社。
出版社の所在地
Harvard形式では、出版社の所在地も記載することが推奨されています。特に国際的な出版社の場合、出版所在地を記載することで明確性が増します。
形式:著者の姓、著者の名。(年)。書名。出版所在地:出版社。
ISBNの記載
ISBNはHarvard形式では通常記載されませんが、特に古い本や入手困難な本の場合、ISBNを含めることで検索性が向上します。
実践的なチェック
書籍を参考文献リストに記載する際には、著者の完全な名前、正確な出版年、書名、出版社が完全に記載されていることを確認してください。
よくある質問
Harvard形式で編著本の特定の章を引用する場合の形式は?
著者の姓、著者の名。(年)。章タイトル。編集者名(編)、書名(pp.ページ範囲)。出版社。という形式になります。
Harvard形式で翻訳書を引用する場合、原著者と翻訳者の順序は?
著者の姓、著者の名。(年)。書名。翻訳者名(訳)。出版社。という形式です。原著者を最初に記載し、その後に翻訳者を記載します。
Harvard形式で複数の編集者がいる編著本の場合は?
最初の編集者を著者の位置に記載し、editors と表記します。複数の編集者全員をリストアップすることが推奨されています。