Wordで小冊子を作成する方法

By David Kim 2025年12月15日 更新日時 2026年3月19日 word-tutorial
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クイックアンサー

Wordで小冊子を作成するには、[レイアウト]の[ページ設定]で用紙を「見開き」にし、印刷の向きを横、余白を製本用に設定します。Word 2016以降では[ページ設定]の[複数ページ]で「ブック折り」を選び、必要に応じてページ順を自動で2ページ単位に並べ替えます。

小冊子の基本を理解する

小冊子とは、紙を折りたたんで綴じた小さな本のことです。厚さによって、8ページ(紙1枚を折ったもの)、16ページ(2枚)、32ページ以上になることもあります。

Wordは小冊子作成を簡単にするために、ページ設定や印刷オプションが用意されています。

小冊子のドキュメントを設定する

用紙サイズと向き

一般的な小冊子の場合:

  1. 「レイアウト」>「余白」>「ユーザー設定の余白」へ進む
  2. 用紙サイズを設定:標準的な小冊子は通常8.5インチ×11インチ(11インチ×17インチの半分)
  3. 折り目に合わせて横向きに設定する
  4. 最終的な小冊子のサイズを考慮してページ寸法を選ぶ

標準的な小冊子サイズは通常5.5インチ×8.5インチ(標準レターサイズの半分)です。

小冊子用の余白設定

「ページ設定」で:

  1. 製本用の余白(ノド側の余白)を0.5インチ~1インチ程度に設定
  2. 「左右対称の余白」を選択(見開きページでレイアウトを揃えるため)
  3. 上下の余白は通常0.75インチ~1インチ
  4. 左右の余白も通常0.75インチ~1インチ

ノド側の余白は製本のためのスペースです。

見開きページの設定

適切な小冊子のフォーマットのために:

  1. 「レイアウト」>「余白」>「左右対称」を選択
  2. これにより「内側」と「外側」の余白が設定される
  3. 外側の余白は広めに設定可能
  4. 内側の余白は製本スペースとして確保

左右対称の余白はプロフェッショナルな見開きページを実現します。

小冊子用のページ設定の利用

「ページ設定」で:

  1. 「レイアウト」>「ページ設定」>「余白」タブへ
  2. 「複数ページ」の設定を「ブック折り(Book fold)」に変更(利用可能な場合)
  3. これにより製本用の余白が自動設定される
  4. 「OK」をクリック

「ブック折り」オプションは適切な余白を自動で設定します。

小冊子の内容構成

ページ数の計画

小冊子は4の倍数のページ数が最適(4、8、12、16、20、24など):

  • 1枚の紙を折ると4ページ
  • 2枚で8ページ
  • 3枚で12ページ
  • 4枚で16ページ

最終的なページ数に合わせて内容を計画しましょう。

表紙・前付け

冒頭に含める内容:

  • 表紙:タイトル、著者名、日付、グラフィック
  • 著作権・出版情報:ISBN、出版日、出版社
  • 目次:主要セクションのページ番号
  • はじめに:読者への導入

前付けはプロフェッショナルな印象を与えます。

本文

内容は論理的に構成しましょう:

  • 章やセクション:トピックごとに整理
  • 小セクション:階層構造を持たせる
  • 一貫した書式:プロフェッショナルな見た目
  • 画像やグラフィック:内容を補足

論理的な構成は読みやすさを向上させます。

後付け

末尾に含める内容:

  • 付録(必要に応じて)
  • 索引(参考書向け)
  • 著者・出版社情報
  • 裏表紙:行動喚起やまとめ

後付けは情報を完結させます。

小冊子のページ書式設定

ヘッダーとフッターの使用

プロフェッショナルな見た目のためにヘッダー・フッターを設定:

  • ヘッダー:章タイトルや書名
  • フッター:ページ番号
  • 最初のページを別にする:表紙にはヘッダー・フッターを表示しない

ヘッダー・フッターは無効にしたページ以外すべてに表示されます。

ページ番号の設定

「最初のページを別にする」機能を使う:

  1. 「挿入」>「ヘッダーとフッター」>「最初のページのみ別指定」
  2. 表紙のヘッダー・フッターを省略
  3. ページ番号は2ページ目から開始
  4. プロフェッショナルな小冊子に見える

最初のページを別にすることで洗練された印象になります。

一貫したスタイルの適用

書式を統一しましょう:

  • 見出しスタイルを一貫して使用
  • 本文には段落スタイルを適用
  • フォントやサイズを統一
  • 視覚的な階層を維持

一貫性がプロフェッショナルな印象を高めます。

ビジュアル要素の追加

画像やグラフィックの挿入

内容を補足するために画像を追加:

  • 関連するテキストのそばに配置
  • 類似画像はサイズを統一
  • キャプションを付ける
  • 印刷用には高解像度(300DPI推奨)

高品質な画像は見た目を向上させます。

章の区切りを作る

章を視覚的に区切る:

  • 章は新しいページから始める
  • 目立つ章見出しを使う
  • 装飾要素(線やボックス)を追加
  • 章タイトルを強調表示

章の区切りは整理と読みやすさを向上させます。

カラムの使用

一部の小冊子は2カラムレイアウトを使います:

  1. 「レイアウト」>「列」
  2. 2列を選択
  3. コンテンツはカラムごとに流れる
  4. テキスト量が多く狭いページに適している

カラムは特定の内容に適しています。

印刷準備

印刷レイアウトと配置

Wordには小冊子印刷機能があります:

  1. 「ファイル」>「印刷」
  2. 印刷レイアウト(バージョンによっては印刷設定)で「小冊子」を選択
  3. ページ範囲を指定(全ページまたは一部)
  4. 印刷前に設定を確認

小冊子印刷はページを正しく配置します。

印刷用PDFの作成

プロ印刷用に:

  1. 「ファイル」>「エクスポート」>「PDFの作成」
  2. 高品質(印刷品質推奨)を設定
  3. 必要に応じてプリンターマークや塗り足しを含める
  4. PDFとして保存

PDFは書式を正確に保持します。

ページ配置の理解

小冊子印刷時、Wordはページを以下のように配置します:

  • 1ページ(表紙)と最終ページ(裏表紙)は最初の紙に印刷
  • 2-3ページと最後から2番目のページは2枚目の紙に印刷
  • ページは外側から内側へ順に配置

正しい配置で小冊子を正しく組み立てられます。

用紙と製本の注意点

小冊子印刷では:

  • 表紙には厚手のカード紙を使用
  • 本文には品質の良い普通紙を使用
  • 製本方法(中綴じ、無線綴じ、リング綴じ)を計画
  • プリンターが製本方法に対応しているか確認

用紙の質は見た目に大きく影響します。

小冊子テンプレートの作成

テンプレートとして保存

完璧に書式設定したら:

  1. 「ファイル」>「名前を付けて保存」
  2. ファイルの種類をWordテンプレート(.dotx)に変更
  3. わかりやすい名前を付ける(例:Booklet_12Page_Template)
  4. テンプレートフォルダーに保存

テンプレートは小冊子作成を素早くします。

プレースホルダーコンテンツの含有

テンプレートには:

  • 書式設定済みのサンプル章
  • 画像配置の例
  • ヘッダー・フッターの例
  • スタイルのデモ

プレースホルダーは新規作成時のガイドになります。

小冊子の実用例

製品マニュアルの作成

マニュアルは小冊子形式が適しています:

  • 機能やトピックごとに章を整理
  • 詳細な手順を含める
  • イラストやスクリーンショットを追加
  • 目次でナビゲーションを容易に

マニュアルは小冊子の代表的な用途です。

トレーニング資料の作成

トレーニング用小冊子には:

  • 各章の学習目標
  • ステップバイステップの指示
  • 練習問題
  • 解答や評価ツール

トレーニング小冊子は体系的な学習を支援します。

マーケティング資料の作成

マーケティング小冊子には:

  • 商品・サービスの説明
  • ケーススタディや顧客の声
  • 価格情報
  • 行動喚起

マーケティング小冊子はビジネスの販促に役立ちます。

小冊子のトラブルシューティング

ページが正しく印刷されない場合

小冊子のページ配置が乱れる場合:

  1. ページ設定で「ブック折り」が有効か確認
  2. ページ数が4の倍数か確認
  3. 印刷設定で小冊子オプションが選択されているか確認
  4. まず普通紙でテスト印刷

多くの問題はページ数か印刷設定に起因します。

余白がおかしい場合

余白が正しくない場合:

  1. 製本用のノド側余白が十分か確認
  2. 左右対称の余白が有効か確認
  3. 内側余白が製本スペースを確保しているか確認
  4. 内容が綴じ代に近すぎないか調整

適切な余白設定は小冊子に不可欠です。

内容の流れがおかしい場合

内容が期待通りに流れない場合:

  1. 章間の改ページを確認
  2. 孤立行や寡婦行がないかチェック
  3. ページに収まるように間隔を調整
  4. 必要に応じて改ページを挿入

適切な改ページで章の区切りがきれいになります。

GenTextと小冊子の活用

GenTextは小冊子作成を支援します:

  • 小冊子構造のテスト用サンプルコンテンツを生成
  • レイアウト確認用のプレースホルダーテキスト作成
  • ページネーションテスト用の多様な内容生成

実際の内容を使う前にGenTextでデザインをテストしましょう。

プロフェッショナルなデザインのためのヒント

参考資料

  • Microsoft Support Word — Word のページ設定、余白、印刷レイアウト、両面印刷など、小冊子作成に必要な基本操作を確認するのに役立ちます。
  • Microsoft Learn Office — Word の機能やテンプレート、Office の文書作成に関する公式情報を参照でき、小冊子の体裁調整に役立ちます。
  • APA Style — 小冊子に参考文献や引用を含める場合に、読みやすく整った文献表記の基準として活用できます。
  • Chicago Manual of Style Online — 出版物としての小冊子をより丁寧に仕上げたいときに、編集・表記・体裁の指針として参考になります。

よくある質問

小冊子に必要なページ設定は何ですか?

用紙の向きは横向きにし、小冊子のサイズに合わせてページサイズを設定し、製本を考慮した余白を指定します。Wordでは、小冊子の製本用に余白を見開きに合わせて設定できます。

小冊子を正しく印刷するにはどうすればよいですか?

[ファイル]>[印刷]>[印刷レイアウト]>[小冊子]のオプションを使用します。Wordがページを自動的に並べ替えるため、製本に適した順序で印刷できます。

小冊子でもヘッダー/フッターは使うべきですか?

はい。ヘッダーとフッターはすべてのページに表示されます。ページ番号、章タイトル、または出版物名を入れると、よりプロフェッショナルに仕上がります。

フォーマット作業に費やす時間を短縮

GenTextがWord内でフォーマット作業を処理するため、執筆に集中できます。

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