Vancouver形式とIEEE形式の基本
Vancouver形式とは
Vancouver形式は、医学・生物医学分野の学術出版で標準的な引用形式です。International Committee of Medical Journal Editors(ICMJE)によって定められており、医学系のジャーナルで広く採用されています。
IEEE形式とは
IEEE形式(Institute of Electrical and Electronics Engineers形式)は、電気工学、コンピュータ工学などの工学分野で広く使用される引用形式です。番号付き引用方式であり、技術報告書やエンジニアリング関連の文献で推奨されています。
番号付き引用方式の特徴
Vancouver形式とIEEE形式の共通の特徴は、番号付き引用方式です。本文中には引用番号を上付きまたは括弧内に記載し、参考文献リストで番号順に詳細情報を記載します。
本文中の引用形式
本文中の引用では、引用番号を上付きまたは括弧内に記載します。
形式:主張は以下の通りである[1]。または主張は以下の通りである。[1]
実例:学術研究の重要性については複数の報告がある[1-3]。
参考文献リストの基本形式
参考文献リストは引用番号の順序で整列させられます。各エントリは番号を付けて記載されます。
形式:[1] 著者名。論文タイトル。出版情報。
複数著者の引用
複数著者の場合、最初の6人の著者を記載し、7人目以降は et al. で表記します。
形式:著者1 著者2 著者3 著者4 著者5 著者6 et al.
著者名のアルファベット順ではない
Vancouver形式とIEEE形式では、参考文献リストが引用順に整列されるため、著者名のアルファベット順ではないことが重要な特徴です。
複数の引用番号を示す方法
複数の引用にまたがって参考文献を引用する場合、番号範囲を記載します。
形式:[1-3]で参考文献1から3までを示し、[1,3,5]で特定の参考文献を示します。
書籍とジャーナル論文の区別
Vancouver形式では、書籍とジャーナル論文の記載形式が異なります。ジャーナル論文には巻号とページ範囲が含まれ、書籍には出版社の情報が含まれます。
ISBN とISBN ではなくDOI
ジャーナル論文ではDOIが記載される場合があり、書籍ではISBNが記載されることがあります。ただし、DOIが利用可能な場合はDOIを優先します。
URLとアクセス日
ウェブリソースを引用する場合、URLとアクセス日を記載することが重要です。アクセス日は年月日で記載されます。
Vancouver形式の利点
Vancouver形式の利点は、本文の流れが番号付き引用により損なわれにくいことです。また、医学分野の標準形式として国際的に認識されており、査読プロセスが円滑になります。
実践的なポイント
Vancouver形式またはIEEE形式を使用する際には、参考文献リストが引用順に整列していることを確認することが重要です。また、著者情報が正確に記載されていることを確認してください。
よくある質問
Vancouver形式では本文中にどのような引用を記載しますか?
Vancouver形式では、本文中に引用番号を上付き番号で記載します。例えば[1]、[2]というように、参考文献リストと対応する番号を使用します。
Vancouver形式とIEEE形式の違いは何ですか?
両者とも番号付き引用方式ですが、参考文献の記載順序と形式に若干の違いがあります。Vancouver形式は医学分野、IEEE形式は工学・技術分野で一般的です。
Vancouver形式で複数の引用番号を記載する場合の形式は?
複数の引用番号を記載する場合は[1-3]のようにハイフンで範囲を示すか、[1,3,5]というように個別に記載します。