Chicago形式における書籍引用の詳細
書籍引用の脚注形式
Chicago形式での書籍引用は、脚注と参考文献リストの両方で記載されます。脚注では直接的な引用に対する完全な情報を提供し、参考文献リストでは参考にした全著作を一覧表示します。
単一著者による書籍の脚注
単一著者の書籍を脚注で引用する場合、著者名、書名(イタリック体)、出版社、出版年、ページ番号を記載します。
形式:著者名。書名。出版社、出版年、ページ。
実例:田中太郎。学術研究の方法論。東京大学出版会、2020年、45。
参考文献リストでの書籍表記
参考文献リストでは、著者名を逆順で記載し、その他の情報は基本的に脚注と同じです。
形式:著者の姓、著者の名。書名。出版社、出版年。
実例:田中、太郎。学術研究の方法論。東京大学出版会、2020年。
複数著者による書籍
複数著者の書籍の場合、脚注ではすべての著者名を記載することが推奨されています。
形式:著者1、著者2、著者3。書名。出版社、年、ページ。
編著本と編集者
編集者が編集した書籍の脚注表記は以下の通りです。編集者名に(編)を付けます。
形式:編集者名(編)。書名。出版社、年、ページ。
編著本内の特定の章
編著本から特定の章を引用する場合、章の著者、章のタイトル、編集者、書名、出版情報を記載します。
形式:著者名。章タイトル。編集者名(編)、書名、出版社、年、ページ。
翻訳書の引用
翻訳書を引用する場合、原著者、書名、翻訳者、出版社、出版年を記載します。
形式:原著者。書名。翻訳者訳、出版社、出版年、ページ。
複数版からの引用
複数版がある場合、使用した版を明記することが重要です。
形式:著者名。書名。第3版、出版社、出版年、ページ。
複数巻の著作
複数巻の著作の場合、引用する巻号を明記します。
形式:著者名。書名、第1巻。出版社、出版年、ページ。
古典的著作の引用
古典や長年出版されている著作の場合、元の出版年と現在の版の出版社・年の両方を記載することが推奨されています。
形式:著者名。書名。元の出版年(現在の版: 出版社、現在の出版年)、ページ。
再版や復刻版
古い著作が再版されている場合、元の出版情報と再版情報の両方を記載します。
形式:著者名。書名。元の出版年。再版: 出版社、出版年。
ISBNの記載
Chicago形式では通常ISBNは記載されませんが、特に入手困難な本の場合、ISBNを含めることで明確性が増します。
実践的なアドバイス
書籍を引用する際には、必ず使用した版の出版社と出版年を確認してください。複数版がある場合は、どの版を使用したかを明記することが学術的誠実性につながります。
よくある質問
Chicago形式で複数巻の著作を引用する場合の形式は?
複数巻の著作の場合は、巻号を記載します。脚注では著者。書名、第1巻。出版社、年、ページ。参考文献リストではすべての巻の情報を別々のエントリとして記載します。
Chicago形式で編著本の一部の章を引用する場合は?
脚注では著者。章タイトル。編集者(編)、書名、出版社、年、ページ。参考文献リストでは著者の姓を最初に置き、同様に記載します。
古典的な著作や複数の版がある本をChicago形式で引用する場合は?
古典の場合は、元の出版年と使用版の情報の両方を記載することが推奨されます。形式は元の出版年(現在の版の出版社、年)となります。